蒸の湯

八幡平でいちばん古い湯治場

開湯は宝永年間、標高1100メートルにある秘湯。地熱を利用した「蒸かしの湯」として湯治客に人気だったことから「蒸の湯」の名前がついたとか。敷地内には泉質が異なる３つの源泉があり、大浴場のほか、露天風呂（５か所）、地熱浴オンドルがあります。露天風呂は、夜になると、ランプが灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。子宝の湯としても知られ、金精さまを祀った「子宝神社」が館内にあり、ご利益を願う人たちが訪れます。
　「蒸の湯」には温泉指導員が常駐し、温泉療養の指導が行われています。源泉掛け流しの天然温泉を楽しんだ後は、食堂で山の恵みをふんだんに使った食事を。大自然の中での湯と食は、日常の疲れを忘れさせてくれそうです。