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生産量限定のブランド牛
全国でもトップクラスのヒメノモチ生産量を誇る紫波町。澄んだ空気ときれいな水で育てられたヒメノモチを食べて育った黒毛和牛が「紫波もちもち牛」です。肉質は軟らかく赤身はくっきりしていて、もちもちとした食感と甘みが特徴。紫波町内で一貫生産されています。生産量が限られているため、紫波もちもち牛が食べられるお店は貴重です。
紫波もちもち牛のステーキやコロッケ、ステーキ丼など、さまざまなメニューが作られており、「ラ・フランス温泉館」や「道の駅紫波レストラン果里ん亭」などで提供されています。
伝統に磨かれた南部杜氏の技
南部杜氏の里である紫波町には美味しい地酒がたくさんあります。
「月の輪」は農薬・肥料なしで作られた米を使用し、機械に頼らない昔ながらの道具と手法で造られたお酒です。また、小さな造り酒屋の特徴を活かし、守られた伝統的な手法で造り続けられている「廣喜」、専用田によって作られた米から一貫して造った「堀の井」、そして1670年代から330年間続く、南部流酒造りの本流を受け継いだ酒蔵で造られる「吾妻嶺」など。この他にも上質でこだわりのある酒が数多く造られており、全国に多くのファンがいます。
「いっぺん食べてみてけろ?」B-1グルメ登場!
「岩手町ご当地グルメ研究会」に加盟する飲食店がつくるご当地B級グルメ。「いわてまち焼うどん」の定義は、岩手町内でつくられたうどんを使用し、町内産食材を3種類以上使用するなど。麺は、研鑽醤油を練り込んだ「黒」と県産の塩を使った「塩」の2種類があります。
岩手町は、キャベツやピーマン、ナガイモなど生産量県内一の野菜が多く、また畜産業や肉製品の製造・加工も盛んなことから、加盟店が提供するメニューも個性的。「西田食堂」は原木しいたけのあんかけ焼きうどん、「たけちゃん」はホルモン、「道の駅石神の丘」ではミートソースの焼うどんを提供しています。現在10店舗が加盟していて、それぞれ味も食材も異なるので、食べ比べをしてみては。
2010年には東北B-1グランプリで5位に入賞、ただいま、B-1グランプリ全国大会出場を目指しています。
柔らかくて瑞々しいキャベツ、全国からラブコール
北緯40度のまち・岩手町は夏でも涼しい気候から、野菜の栽培に適しています。県内一の生産量を誇るナガイモをはじめ、ピーマン、トウモロコシ、レタス、ほうれん草などが育てられています。数ある野菜の中でいま、全国から熱いラブコールを受けているのが、「いわて春みどり」。優しい女の子のような名前を持つこの野菜は、何かというと「キャベツ」。柔らかくて瑞々しく、旨味のあるキャベツとして、全国から高い評価を受けています。生で食べても、浅漬けにしても、炒めても美味!
「いわて春みどり」を使った商品も発売されていて、「道の駅石神の丘」では、「いわて春みどりのソフトクリーム」、春みどり麺を使った麺類などがあります。お土産には1本に半玉分の「いわて春みどり」を使っている「キャベ酎」を。すっきりした飲み口で、ふんわりと口の中にキャベツの香りと味がひろがります。
山奥にある、全国に知られた味
古民家を改装した「森のそば屋」。店内の座敷には囲炉裏が切られてあり、懐かしい雰囲気が漂っています。
ここで供されるそばは、水車挽きの本格派。自家栽培されたそば粉を水車の石臼で挽き、地元のお母さん達が手打ちしています。香り豊かで、コシが強く、滑らかな喉ごし。そばつゆはだしの効いた素朴な味。素材の風味をいかしたそばを楽しみたいと、県内はもとより全国からも客が訪れます。
そばまき、そば刈り、そば打ち体験も行っているので、ぜひ挑戦してみよう ( 事前予約必要 ) 。
大自然の中で造られたフルーティなワイン
葛巻町の特産物である山ぶどうを主原料に使ったワインで知られるワイナリーは、平庭高原の木々に囲まれた中にあります。山ぶどうは、抗酸化物質ポリフェノールがいっぱい。山ぶどうの濃い赤紫色は、ポリフェノールのアントシアニジンによるもの。アントシアニジンは、活性酸素を抑え血液をサラサラにし、血圧を下げると言われています。また、貧血予防が高い鉄分、疲労回復を助けるリンゴ酸も多く含みます。
山ぶどうと山ぶどう交配種をブレンドして酸味を和らげた軽い仕上がりのワイン「ナドーレ」 ( 赤・白・ロゼ ) をはじめ、「フォーレ」 ( 赤・白・ロゼ ) 、定番の「ほたる」 ( 赤・白 ) など、それぞれ個性的なブランドがあります。期間限定のものもあるので、お見逃しなく。風味と酸味が自慢のジュースや山ぶどう酢もおススメです。
予約をすれば、ワイナリーの見学もOK! 見学後は直売店『森の館ウッディ』で試飲をしたり、お気に入りの1本をみつけたりしては。隣接する「森のこだま館」では体験や地産地消のメニューが味わえます。
仲間との競い合いも楽しい、振る舞いそば
由来は諸説ありますが、南部地方の風習「そば振る舞い」がルーツといわれる「わんこそば」。宴席でそばを振る舞うとき、一度に大勢の客に茹でたてのそばを出すことができないため、少しずつ椀にもって出したのが始まりと言われています。
食べ方は、給仕さんが椀に投げ込むそばをツルリと食べるだけ。たくさん食べるコツは、どんなにツユがおいしくても飲まないこと。薬味が何種類か並ぶので、それで味を変えながら食べると箸がすすみます。「もうこれ以上食べられない」と思ったら、給仕さんがいる前で椀にフタをします。椀に少しでもそばが残っていたらダメ。残さず食べて、きっちりとフタをしましょう。
「はい、じゃんじゃん!」という給仕さんのかけ声や掛け合い、仲間との競い合いが楽しい「わんこそば」。盛岡市内には、「東家」や「直利庵」など、「わんこそば」を出すそば屋が数軒あり、それぞれそばやそばツユに特徴があるので、食べ比べも楽しいもの。そば屋によって多少の差がありますが、おおよそわんこ10杯がかけそば1杯分の目安です。さて、あなたは何杯食べられるでしょうか?
また、毎年11月には「全日本わんこそば選手権」が盛岡で開催されます。全国各地から大食いのツワモノが集まるこの大会にもぜひ挑戦してみてください。
※わんこそばの「わんこ」は「椀」のことです。岩手の方言で、「〇〇〇っこ」と名詞の後に「こ」をつけます。「お茶っこ」「酒っこ」「犬っこ」「馬っこ」などのように親しみのあるもの、かわいらしいもの、身近なものなどにつけて話すことが多いようです。
自分好みに味を仕上げ、豪快に食べる!
「盛岡三大麺」といえば、わんこそば、盛岡じゃじゃ麺、盛岡冷麺。その一つ、「盛岡じゃじゃ麺」は、約50年前、「白龍 ( パイロン ) 」の初代主人・高階貫勝さんが中国で食べた炸醤麺をアレンジしたもの。盛岡人の口に合うように試行錯誤され、いまでは盛岡のソウルフードともいえる存在です。
平べったいうどんのような茹でたての麺の上に特製の肉味噌、キュウリ、ネギのみじん切り、紅ショウガ、すりおろしたショウガがのって供されます。テーブルに置かれたラー油や酢、すり下した生ニンニクなどを加え、自分流に味を決めたら、豪快にかき混ぜて食す。最後は「チータン」で締め! 食べた後の皿に生卵を割り入れ、かき混ぜたら、店員さんへ「チータン、お願いします!」とひと言。肉味噌とゆで汁を入れてもらったら、「チータン」のできあがり。ここでもまた、塩や胡椒、ラー油などで自分好みの味付けをし、豪快に飲み干す! 元祖「白龍」のほか、オリジナリティある盛岡じゃじゃ麺を出す店なども。最近は、おみやげ用もあり、県外のファンも増え続けています。
コク、コシ、辛味が魅力の盛岡ソウルフード
盛岡の食を語る上で、外せないのが「わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」。そもそも冷麺は朝鮮半島の麺類。朝鮮半島北部・咸興 ( ハムフン ) 出身の青木輝人さんが、昭和29年 ( 1954 ) に「食道園」を開店し、冷麺を作り始めました。そのころ、日本国内にあっさり味の平壌冷麺が広まっていましたが、咸興の甘辛いソースに麺を混ぜて食べる咸興冷麺をミックス。その後も盛岡っ子の口に合うように改良と工夫をし、今のカタチとなりました。
小麦粉と澱粉でつくられた麺は、ツルッとしていて、コシが強く、濃厚なスープによく絡みます。スープは牛肉や鶏肉を時間たっぷりかけて煮込んだ後、程よく冷やしたもの。半透明の澄んだスープはコクがあり飲み心地も良し。スープにキムチを入れ、辛味を調整しながら食べます。
昭和40年代以降、盛岡冷麺を出す店が増え、それぞれの味を追求。テイクアウト用やおみやげ用もあり、今では全国区の味となっています。
実は、盛岡は地ビールもおいしい街なのです
岩手は日本酒造りが盛んな盛岡でも、おいしい地ビールが造られています。よく知られているのが、熊のマークで知られる「ベアレン」。ベアレン醸造所では、ドイツから移設した醸造設備を使い、ヨーロッパの伝統的な製法によるクラシックビールを造っています。コクのある定番ラガービール「クラシック」、ドイツスタイルの黒ビール「シュバルツ」など、定番から季節限定のビールまで販売。ブルワリーにある直売所のほか、盛岡市内のベアレンパートーナーショップで購入可能。またベアレン直営レストランや、盛岡市内のバーやパブなどで堪能することができます。